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ログ
Table of Contents
TracはPythonのバージョン2.3の一部とそれより新しいバージョンで標準 ログ モジュールを使用したシステムメッセージのロギングをサポートしています。
Note: もし、Python 2.3よりも古いバージョンを使用しているならば、Tracのログのメカニズムはただ単に無効になります。
ログはtrac.iniの[logging]
セクションで設定することができます。
Python 2.2 における回避方法
もし、Python 2.2を使用しているならば、Python 2.3のログパッケージはPython 2.2と完全に互換性があることを覚えておいてください; Python 2.3のライブラリのディレクトリからlogging
をただ丸ごとコピーして、Python 2.2の lib
ディレクトリに置いてください。最も良い解決方法だとはいえませんが、ログモジュールは動作します。
サポートするログの種類
- none -- すべてのログメッセージを抑制する。
- file -- ログをファイルに出力する。trac.ini のlog_fileディレクティブで指定する。
- stderr -- コンソールにすべてのログを出力する。(tracd のみ)
- syslog -- (UNIX) ローカルの名前付きパイプの'/dev/log'経由で syslogd にログを出力する。
- winlog -- (Windows) イベントログにTracのログを出力する。
ログレベル
出力するログのレベルはtrac.iniのlog_levelディレクティブで指定します。ログレベルは出力するログメッセージの最低限のレベルを定義します。
レベルの種類:
- CRITICAL -- 最も危険なログのみ。たいていは致命的なメッセージです。
- ERROR -- 処理失敗、バグ、エラーの要求。
- WARN -- 警告、処理を中断するほどではないイベント。
- INFO -- 診断メッセージ。すべての要求についてのログ情報。
- DEBUG -- デバッグ用メッセージ。
参考: TracIni, TracGuide, TracEnvironment