= ログ = [[TracGuideToc]] TracはPythonのバージョン2.3の一部とそれより新しいバージョンで標準 ''ログ'' モジュールを使用したシステムメッセージのロギングをサポートしています。 '''Note:''' もし、Python 2.3よりも古いバージョンを使用しているならば、Tracのログのメカニズムはただ単に無効になります。 ログは[wiki:TracIni trac.ini]の{{{[logging]}}}セクションで設定することができます。 == Python 2.2 における回避方法 == もし、Python 2.2を使用しているならば、Python 2.3のログパッケージはPython 2.2と完全に互換性があることを覚えておいてください; Python 2.3のライブラリのディレクトリから{{{logging}}} をただ丸ごとコピーして、Python 2.2の {{{lib}}}ディレクトリに置いてください。最も良い解決方法だとはいえませんが、ログモジュールは動作します。 == サポートするログの種類 == * '''none''' -- すべてのログメッセージを抑制する。 * '''file''' -- ログをファイルに出力する。[wiki:TracIni trac.ini] の''log_file''ディレクティブで指定する。 * '''stderr''' -- コンソールにすべてのログを出力する。([wiki:TracStandalone tracd] のみ) * '''syslog''' -- (UNIX) ローカルの名前付きパイプの'/dev/log'経由で syslogd にログを出力する。 * '''winlog''' -- (Windows) イベントログにTracのログを出力する。 == ログレベル == 出力するログのレベルは[wiki:TracIni trac.ini]の''log_level''ディレクティブで指定します。ログレベルは出力するログメッセージの最低限のレベルを定義します。 レベルの種類: * ''CRITICAL'' -- 最も危険なログのみ。たいていは致命的なメッセージです。 * ''ERROR'' -- 処理失敗、バグ、エラーの要求。 * ''WARN'' -- 警告、処理を中断するほどではないイベント。 * ''INFO'' -- 診断メッセージ。すべての要求についてのログ情報。 * ''DEBUG'' -- デバッグ用メッセージ。 ---- 参考: TracIni, TracGuide, TracEnvironment