Changes between Version 4 and Version 5 of TracModPython


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Oct 21, 2006, 4:00:07 AM (18 years ago)
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trac
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  • TracModPython

    v4 v5  
    11= Trac と mod_python =
     2[[TracGuideToc]]
    23
    3 Trac では [http://www.modpython.org/ mod_python] をサポートします。 [http://www.modpython.org/ mod_python] は Trac のレスポンスタイムを飛躍的に向上し、 [wiki:TracStandalone tracd]/mod_proxy では使用できない多くの Apache 機能を使えるようにします。
     4Trac では [http://www.modpython.org/ mod_python] を利用可能です。 [http://www.modpython.org/ mod_python] は Trac のレスポンスタイムを飛躍的に向上し、特に [TracCgi CGI] と比べて、 [wiki:TracStandalone tracd]/mod_proxy では使用できない多くの Apache 機能を使えるようにします。
    45
    56== シンプルなコンフィグレーション ==
     
    89{{{
    910LoadModule python_module modules/mod_python.so
     11}}}
     12
     13 ''Note: モジュールがインストールされている正しいパスは HTTPD をどこにインストールしたかによって変わります。''
     14
     15httpd.conf に以下の記述を追加してmod_python が正しくインストールされているかどうかを確かめることができます。セキュリティ上の理由で、この記述はテストが終了したら削除すべきです。
     16{{{
     17<Location /mpinfo>
     18   SetHandler mod_python
     19   PythonHandler mod_python.testhandler
     20</Location>
    1021}}}
    1122
     
    2031}}}
    2132
    22 `TracUriRoot` オプションは不要な場合もありますのでご注意ください。まずは `TracUriRoot` オプションを付けずに試し、 Trac が正しく URL を生成できないようであれば追加するようにしてください
     33'''`TracUriRoot`''' オプションは不要な場合もあります。 `TracUriRoot` オプションを付けずに試し、 Trac が正しく URL を生成できないようであれば '''`TracUriRoot`''' を追加して下さい。 `Location` と '''`TracUriRoot`''' が同じパスになることに気づくでしょう
    2334
    24 認証設定は [wiki:TracCgi#認証を追加する CGI] と同じです:
     35=== 認証設定 ===
     36
     37認証の設定は [wiki:TracCgi#認証を追加する CGI] と同じです:
    2538{{{
    2639<Location "/projects/myproject/login">
    2740  AuthType Basic
    2841  AuthName "myproject"
    29   AuthUserFile /var/trac/myproject/.htaccess
     42  AuthUserFile /var/trac/myproject/.htpasswd
    3043  Require valid-user
    3144</Location>
    3245}}}
     46
     47=== !PythonPath を設定する ===
    3348
    3449もし Trac のインストールが、通常の Python ライブラリのパスの中に無い場合、 Apache が Trac の mod_python ハンドルを見つけられるように `PythonPath` ディレクティブで指定しなければなりません:
     
    4156}}}
    4257
     58!PythonPath ディレクティブを使用するときは気をつけてください。そして、 `SetEnv PYTHONPATH` は動かないので使用しないで下さい。
    4359
    4460== マルチプロジェクトのセットアップ ==
    4561
    46 Trac の mod_python ハンドラは Subversion の `SvnParentPath` とよく似た `TracEnvParentDir` というコンフィグレーションオプションをサポートしています。
     62Trac の mod_python ハンドラには Subversion の `SvnParentPath` とよく似た `TracEnvParentDir` というコンフィグレーションオプションがあります。
    4763{{{
    4864<Location /projects>
     
    5470}}}
    5571
    56 `/projects` の URL をリクエストすると、 `TracEnvParentDir` として設定したディレクトリ配下のサブディレクトリ一覧が表示されます。その一覧から何かプロジェクトを選択するとそれに該当する TracEnvironment を開くことができます。
     72`/projects` の URL をリクエストすると、 TracEnvironment の親ディレクトリ `TracEnvParentDir` として設定したディレクトリ配下のサブディレクトリ一覧が表示されます。その一覧から何かプロジェクトを選択するとそれに該当する TracEnvironment を開くことができます。
    5773
    5874あなたのプロジェクトのホームページとして、サブディレクトリのリストが必要ないならば、以下のようにすることができます。
     
    6581すべてのプロジェクトに対して、 `<LocationMatch>` ディレクティブを使用することによって同じ認証の仕組みを使用することができます。
    6682{{{
    67 <LocationMatch "/[^/]+/login">
     83<LocationMatch "/projects/[^/]+/login">
    6884  AuthType Basic
    6985  AuthName "Trac"
    70   AuthUserFile /var/trac/.htaccess
     86  AuthUserFile /var/trac/.htpasswd
    7187  Require valid-user
    7288</LocationMatch>
     
    7591== 仮想ホストの設定 ==
    7692
    77 以下に示す例は Trac を仮想サーバーとしてセットアップするときに必要な設定です。 ( 例えば、!http://trac.mycompany.com といった
     93以下に示す例は Trac を仮想サーバーとしてセットアップするときに必要な設定です。 (例えば、!http://trac.mycompany.com といった
    7894URL でアクセスすることができます):
    7995
     
    8298    DocumentRoot /var/trac/myproject
    8399    ServerName trac.mycompany.com
    84     <Directory />
     100    <Location />
    85101        SetHandler mod_python
    86102        PythonHandler trac.web.modpython_frontend
    87103        PythonOption TracEnv /var/trac/myproject
    88104        PythonOption TracUriRoot /
    89     </Directory>
     105    </Location>
    90106    <Location /login>
    91107        AuthType Basic
    92108        AuthName "MyCompany Trac Server"
    93         AuthUserFile /var/trac/myproject/.htusers
     109        AuthUserFile /var/trac/myproject/.htpasswd
    94110        Require valid-user
    95111    </Location>
     
    97113}}}
    98114
     115複数のプロジェクトをサポートする仮想ホストの設定では、 "`TracEnv`" /var/trac/myproject を "`TracEnvParentDir`" /var/trac/ に置き換えて下さい。
     116
    99117== トラブルシューティング ==
     118
     119サーバエラーのページがでたときには、 まずはApache のエラーログを確認するか、 `PythonDebug` オプションを有効にして下さい:
     120{{{
     121<Location /projects/myproject>
     122  ...
     123  PythonDebug on
     124</Location>
     125}}}
    100126
    101127=== フォームを送信するときの問題 ===
    102128
    103 もし、 Trac のなかの何かしらのフォームを送信したときに、トラブルに見舞われたら(一般的な問題として、送信後にスタートページにリダイレクトされてしまうという問題があります)、あなたが指定した {{{DocumentRoot}}} と mod_python がマッピングしたのと同じフォルダやファイルを指しているかどうか確認してください。いくつかの理由のために、 mod_python は静的なリソースがマッピングされているのを嫌います。
     129もし、 Trac で何かしらのフォームを送信したときに、トラブルに見舞われたら(よくある問題として、送信後にスタートページにリダイレクトされてしまうという問題があります)、 {{{DocumentRoot}}} の中に mod_python をマッピングしたパスと同じフォルダやファイルが存在しないか確認してください。どういうわけか、 mod_python は静的リソースと同じところにマッピングされると混乱してしまいます。
     130
     131=== 仮想ホストの設定においての問題 ===
     132
     133もし <Location /> ディレクティブが使用されているとき、 `DocumentRoot` を設定すると ''403 (Forbidden)'' エラーになるでしょう。 `DocumentRoot` ディレクティブを削除するか、アクセスが許されているディレクトリに設定されているかどうかを確認して下さい (対応する `<Directory>` ブロックにて)
     134
     135<Location /> で `SetHandler` を使用すると、すべてを mod_python でハンドルすることになりますが、いかなる CSS も image/icons もダウンロードできなくなります。この問題を回避するために、 <Location /trac> で `SetHandler None` を使用しています。しかし、この方法がエレガントな解決方法だとは思っていません。
    104136
    105137=== .htaccess ファイルを使用する ===
     
    110142
    111143=== Win32 での特記 ===
    112 
    113 もし、 Windows 上で mod_python (3.1.3 または 3.1.4) を使用して Trac を起動しているならば、
    114 添付ファイルのアップロードがたぶん動作 '''しない''' でしょう。
    115 これは、既知の問題で、 Trac のレベルではきれいに解決できません。
    116 
    117 とはいうものの、 mod_python レベルでの解決方法があります。
    118 パッチ [http://projects.edgewall.com/trac/attachment/ticket/554/util_py.patch attachment:ticket:554:util_py.patch] を
    119 (Lib/site-packages)/modpython/util.py ファイルに適用して下さい。
    120 
    121 もし、 `patch` コマンドを持っていないならば、ファイルを [http://svn.apache.org/viewcvs.cgi/httpd/mod_python/trunk/lib/python/mod_python/util.py?rev=103562&view=markup 修正済みの util.py]に置き換えることもできます。 (mod_python 3.1.4 リリース以前に書かれたものですが、事象が修正されます
    122 現在の 3.1.4 ''ではありません'')。
     144Windows 上で mod_python 3.2 より前のバージョンで Trac を動かしている場合、 添付ファイルのアップロードが '''動かない''' でしょう。この問題は 3.1.4 以降で解決されました。 mod_python をアップグレードしてこの問題を解決してください。
    123145
    124146=== OS X での特記 ===
     
    126148OS X で mod_python を使用するとき、 `apachectl restart` コマンドで Apache の再起動ができないでしょう。これは、 mod_python 3.2 でおそらく修正されるでしょう。しかし、 [http://www.dscpl.com.au/projects/vampire/patches.html ここ] にあるパッチを適用すれば、 3.2 以前のバージョンでもこの問題を回避できます。
    127149
     150=== SELinux での特記 ===
     151
     152もし、 Trac が ''Cannot get shared lock on db.lock'' というようなメッセージが出力されたら、
     153リポジトリに セキュリティコンテキストを設定する必要があるでしょう:
     154
     155{{{
     156chcon -R -h -t httpd_sys_content_t PATH_TO_REPOSITORY
     157}}}
     158
     159See also [[http://subversion.tigris.org/faq.html#reposperms]]
     160
     161=== FreeBSD での特記 ===
     162mod_python と sqlite パッケージのインストールバージョンに注意して下さい。 Ports には両パッケージともいろいろなバージョンがありますが、初期の pysqlite と mod_python は組み合わせることができません。前者は python のスレッド機能サポートが必要ですし、 後者 は python のスレッド機能なしのインストールが必要です。
     163
     164=== Subversion での特記 ===
     165
     166Trac でコマンドライン、 TracStandalone で使用しているときは動くのに、 mod_python を使用しているときのみ、 `Unsupported version control system "svn"` というエラーが出力される場合、 [TracModPython#PythonPathを設定する PythonPath] ディレクティブに Python bindings へのパスを追加するのを忘れている可能性があります。 (Python の `site-packages` ディレクトリに Python binding へのパスをはるか、 `.pth` ファイルを作っておくのがベターです。)
     167
     168これに当てはまらない場合、使用している Subversion のライブラリが Apache が使用しているバージョンと適合性がないかもしれません。(たいてい `apr` ライブラリの不適合性が原因になります。)その場合、 Apache の svn モジュール (`mod_dav_svn`) も使用できないでしょう。
     169
    128170----
    129171See also: TracGuide, TracInstall, TracCgi, TracFastCgi