= Windows的な問題 = == Alt+F4対策を行うとシャットダウンできなくなる == Windows自身の仕様なのかSystem.Windows.Formsの問題なのかは謎ですが、ウインドウのコントロールボックスとクローズボタンを非表示にしただけではユーザーがウインドウを閉じてしまうことを防ぐことができません。システムメニューが表示されないにもかかわらず、Alt+F4というキー操作は依然として有効だからです。 Alt+F4によるウインドウのクローズ操作に対抗するには、System.Windows.Forms.Form.Closingイベントを捕捉してクローズをキャンセルするしかありません。が、今度はシャットダウンができなくなるという問題が発生します。おそらくどんなときでもクローズをキャンセルしてしまうからでしょう。そこで今度はMicrosoft.Win32.SystemEvents.SessionEndingイベントを捕捉して、シャットダウンを検出して、そこで強制クローズフラグを立てるということを行うことで、シャットダウン時だけは閉じれるようにします。 これでうまくいきそうに思えますが、実は駄目です。その秘密はここにあるようです。 http://www.microsoft.com/japan/msdn/library/default.asp?url=/japan/msdn/library/ja/cpref/html/frlrfmicrosoftwin32systemeventsclasssessionendingtopic.asp "''Windows フォームでシステムのログオフまたは再起動を検出するために SessionEnding を使用している場合、このイベントの前に System.Windows.Forms.Form.Closing イベントが発生するかどうかを確実に知ることはできません。''" この問題の対処方法として、WndProc()でWM_QUERYENDSESSIONイベントを捕捉して、そこでフラグを立てるという方法が紹介されています。これでうまく行くという事は、少なくともWindows的にはウインドウを閉じようとする前に確実にWM_QUERYENDSESSIONイベントが飛んできているということになります。そもそも誰がウインドウを閉じようとしているのか。全く謎です。